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zoom RSS 中央リニアを自己負担建設へ

<<   作成日時 : 2007/12/26 18:19   >>

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3月の産経新聞の記事で、JR東海が本気でリニアを作るつもりなのは分かっていましたが、自己負担で建設するというリリースがでました。

実際問題としてなんとかなりそうな気はしていましたが。資産の前提のうち、鉄道としての興味深いのは以下の点でしょうか。

・距離は290km
・中間駅は地元負担を前提として、設置費用などは含めない
・東海道新幹線の運営規模は現状通り

東海道新幹線に関して言えば、名古屋以西からの直通客も残るでしょうし、何より、東京−名古屋間の沿線人口は下手したら、山陽新幹線より多いんじゃないか?というくらいの人口集積地です。老朽化した施設の更新費用にもよりますが、償却済みの資産での運営になることも考えると、経営的には安泰でしょう。

中間駅については、実は距離の問題が影響します。290kmというのは従来の諏訪経由ではまず無理な話です(中央本線や中央自動車道の東京−名古屋間は370km)。ということは、南アルプスをトンネルでぶち抜く計画ということになります。つまりは、中間駅と言ったところで、それなりの規模の街は、甲府の20kmくらい南を通ってしまうので、飯田と、恵那山を抜けた先くらいしかないということにもなります。瀬戸市あたりに一駅作れば、トヨタ自動車が乗ってくるかな?

南アルプストンネルは、かつて中央自動車道がやろうとして出来なかったルート(その残滓が河口湖線)ですが、現代のトンネル掘削技術なら可能かもしれません。建設費も、よほど地盤が悪く無い限りは、地上に土地を買っていくよりも、トンネル掘った方が安上がりですから、意外と妥当な気もします。また、東京−飯田ならばJR東日本の利用者はほぼ皆無と言っていい状況ですが、東京−諏訪地方となると「あずさ」の需要のかなりを奪い取っていきかねないですから、JR東日本との調整も問題になってきます。甲府の南に駅を作る場合も、「あずさ」で東京にでるより、車でリニアの駅に行った方が速いだろうから、やはりJR東日本はいい顔はしないでしょう。

とは言え、東京−名古屋間が290kmってことは、東京−大阪間はたぶん450kmくらいで納まることになるわけで、真面目に東京−大阪間を1時間切るかもしれない。鉄軌道新幹線に比べて加減速性能は圧倒的だから、駅停車の加減速によるロスは極めて小さいし。問題は大都市部の(たぶん)地下を通る区間の速度くらい。


ただし、リニアの駅が出来る事を望んでいた諏訪あたりではさっそく反発も起こっているようですが。中央東線高速化も研究書を作ったまま放置状態ですから、リニアへの期待は大きかったと思います。しかしリニアが南アルプスをぶち抜くとなると、駅建設費用負担だけでは済まなくなってしまいますから、一気にハードルが高くなります。

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