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zoom RSS 成田−羽田間65分はいいのだが

<<   作成日時 : 2008/08/21 00:46   >>

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時事ドットコムに出ていたこのニュースですが、確かに最速列車は65分は不可能な数値ではないでしょう。しかし問題は、これが何本走るのか?です。

現在リムジンバスは最小10分間隔で走っていますが、言い方を変えれば、その程度の需要しかないということです。一方でスカイライナーは8連ですから、こんなものを10分間隔で走らせたら確実に輸送力過剰です。それに、京成押上線にしても、都営浅草線、京急本線いずれの路線も、今の列車に加えてスカイライナーを10分ごとに走らせる余地があるでしょうか。

では、便数を減らせばどうか。

成田空港−羽田空港間のリムジンバスは所定80分ですが、渋滞が無ければ55分を切りますし、湾岸線の東行きの渋滞も先日の改良でかなり緩和されています。余りに酷いとアクアライン経由で走りますし。もっとも、こちらとて京葉道路の貝塚付近の渋滞はありますが。

待ち時間を含めて1時間半かかるのでは、10分待ってバスに乗って、所定80分で走るのと何も変わりません。では鉄道アクセスが遡及力を持つのか。

2007年3月に実施されたアクセス実態調査がありますが、興味深いのが外国人利用者の動向です。より定時性が遡及力を持つはずの出発旅客にも拘わらず、空港直行バスはJRと京成の合計よりも利用者が多く、大型バスを含めると過半数に達します。つまり、鉄道アクセスが本当に遡及力を持つとは言い難いのです。

都心−成田空港間の客も使えるとは言え、そこには成田エクスプレスも走っています。成田エクスプレスには東京駅からの新幹線接続の役割もあるはずです。

日本の人口の1/3は首都圏に住んでおり、自前の国際空港を持つ関西と中京を加えると過半数に達します。残りの地域のうち、東京に飛行機で出ることになる地域がどれほどあるでしょう。東北新幹線、北陸新幹線の開業と、それに伴う航空機の減便を考えると、羽田、成田と移動して国際線に乗る必要のある地域は、中国以西と北東北以北くらいのものになってしまいます。これに福岡空港や新千歳空港からアジアのどこかの空港経由の利用をさっぴくことになります。

むしろ、東京駅等を経由して新幹線や在来線特急に乗る需要の方が多いのではないでしょうか。スカイライナーが東京駅に乗り入れればそれでいいとも言えますが、それはJRに成田アクセスを止めろと言うに等しい訳です。


成田−羽田の鉄道アクセスは本当に大金をかけるだけの価値があるのでしょうか。


(追加)
2008/9/7の朝日新聞を見たら、押上−泉岳寺、というか浅草線を完全にバイパスする新線建設の方向で進んでいるみたいですね。建設費は3000億円以上が想定だとか。それほどの価値があるのか?と思うけど、あれだけ整備新幹線には批判的な朝日新聞でもそういう論調では無いわけですが、新幹線よりよっぽど税金の無駄遣いだと思う。

だいたい、渋滞で時間が読めないのが問題ならば、その前に、渋滞しそうな時間帯だけでもスカイライナーの羽田空港乗り入れをやってみるのが先だろうに。

つーか、空港間連絡バスは湾岸線渋滞時にはアクアライン経由で走っちゃうわけで、こっちだと遠回りとは言え105km程の距離。普通に走れば1時間ちょいですし、このルートのネックと言える京葉道路の渋滞解消が出来ればほぼ定時運行は可能なはず。3000億円もかからんだろうし。

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