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zoom RSS 若桜鉄道黒字決算だけど

<<   作成日時 : 2010/06/30 12:32   >>

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上下分離に移行して初年度、若桜鉄道は黒字決算だそうです。

http://www.nnn.co.jp/news/100630/20100630008.html

しかし、その実情は、酷いものですね。

通勤定期が34%増の37000人
通学定期が14%減の250000人
普通客が3%減の104000人

で、531万円の赤字。それを若桜駅構内でやっているようなイベントの収益が711万円あるから黒字だと。
その裏で、施設維持費が8800万円(国約1200万、県と2町約2500万×3)かかっている。

そもそも、通勤定期客増加が一番上に出ているから分かりにくいけれど、比率から2008年度の乗客数を計算すると
37000/1.34+250000/0.86+104000/0.97=27000+291000+107000=約425000人
と推定できます。一方で2009年度の合計は391000人ですから、約9%の減少です。

公的負担を約8800万円ぶちこんで、乗客は1割近く減って、収益は500万円以上の赤字。
イベント収益を考慮したって、年間40万人に満たない乗客のために約8700万円の税金を使っていることになる訳です。乗客一人あたり220円です。

加えて、山陰中央新報の記事にあるように、運賃収入が4%減の7000万円ということは減収額は約280万円ということになります。2009年度黒字額は160万円ですから、これまでと同様の利用者減少が続けば2010年度はいきなりイベント収益では支えきれなくなって赤字転落が待っていることになります。

これが実態です。要するに、肝心の地元の人間が使わなくなっているのです。特に通学定期が14%減少って、2008年度と2009年度で高校生がいきなり14%も減っている訳でもなかろう。1年で1割近い減少って全国の地方鉄道の方でも悪い部類に入るはずです。それも、国に「鉄道事業再構築実施計画」を申請して、日本第一号の認定を受けたとか言って、その結果ですからね。

もちろん、「地域が一体となって展開する利用促進による増収」も入っています。高校生の人数がどうなるかは当然町には分かっている(これは16年前にはおおむね把握できている)はずのですから、人口減少を理由にもできないでしょう。

若桜駅のSLイベントだけやって、鳥取−郡家−若桜と走っているバスへの補助金を4000万円ほど増やした方がよっぽどマシな公共交通が作れるんじゃないのか?特に高校や大学が多い湖山付近へは鳥取自動車道を使えば鉄道で行くより速くなってもおかしくないんだし。

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