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zoom RSS くろしおの非振り子化の影響を考える

<<   作成日時 : 2010/11/30 07:18   >>

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「くろしお」の場合に381系から287系への置き換えについての続きです。

「くろしお」の非振り子化でどれだけスピードダウンするのかを考える場合、そもそも今の381系が性能を発揮しているとは言えない状態にあることを考慮する必要があります。

1987年、2004年、2010年のダイヤで最速列車の所要時間を比較すると

和歌山−白浜
1987年 1時間13〜14分 (2駅停車)
2004年 1時間11分 (2駅停車)
2010年 1時間14分 (3駅停車)

白浜−新宮
1987年 1時間40分 (2駅停車)
2004年 1時間36分 (5駅停車)
2010年 1時間39分 (5駅停車)

白浜−新宮は全区間単線ですが2004,2010年の最速列車は対抗特急との離合が無い列車なので、余計な運転停車は無い列車です。和歌山−白浜間は紀伊田辺−白浜が単線ですが該当列車にこの区間での離合はありません。ということで、この辺が最速と見ていいでしょう。

これを見れば僅かなりともJR転換当初よりもスピードアップしていたことが分かります。これは地元も負担した紀勢本線の路線改良の成果です。これが例のゆとりダイヤの為に数分所要時間が延びています。

ということは、287系投入で曲線通過速度が若干遅くなったとしても、特に中高速域での加減速の向上の他に、大きくしたダイヤの余裕を少し削ることで所要時間の増加は極限できると考えられます。381系の自重は近年のアルミダブルスキン構造の特急車両の自重と同等なので、軌道破壊量は振り子動作時の381系より小さくなります。

もちろん283系とは比べようもなく、スピードアップを諦めたという点では私は評価しませんが、では数分のスピードアップがどれほど効果があるのか。例えば2003年山陰線高速化と同時に実施された因美線区間改良の場合、スーパーはくとは数分スピードアップし、かつ1往復増発したにも拘わらず、輸送量は増えなかったのですから。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。287系置き換え後のダイヤが発表されましたが、最速1時間20分(海南・御坊・紀伊田辺停車)、停車駅が多いタイプの列車についても概ね5分前後遅くなるようです。

一方485系時代は全て海南・箕島・湯浅・南部に停車していたので単純比較はできせんが、和歌山-白浜間で最速1時間34分でした。同じ条件で走る381系・287系「くろしお」(藤並駅にも停車)はそれぞれ平均1時間20分/1時間25分といったところのようです。
匿名
2011/12/18 20:41
正直、もう少し余裕を削ってくるかなと思っていましたが、ピーク時の半分という悲惨なほどの乗客減では金はかけられないというあたりでしょうか。
赤い砂兎
2011/12/18 23:52

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