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zoom RSS JRが高速料金見送りを要望

<<   作成日時 : 2011/02/17 20:37   >>

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民主党が発表した高速料金案に対して、予想通りJRが見送り要望を出しました。

まあ、当然ですよねぇ。

在来線の規格では、在来線特急の多くは頑張っても速度は高速道路といい勝負。
この状態で、今でも二人で乗れば高速道路の自動車の方が安いところが、一人でも安くなる。
速度で高速道路に確実に勝り、中長距離で飛行機ともそこそこ競争できる新幹線建設は先送り。

もちろん値下げすりゃぁ客は減らないかもしれないけど、値下げすれば当然収入は減る。
だから高速道路の社会実験でも税金の投入になるわけだし。まして、鉄道事業の場合、乗客が増えた分は輸送力増強が必要になるので、半額にして客が倍に増えても減収になる。


その一方で、お荷物のローカル線への内部補助は今まで通りしなきゃならん。
裏を返せば、内部補助が可能な程度には都市間輸送や都市圏輸送の料金体系を維持しなけりゃならん。同じ都市間輸送を担う交通機関でも、航空会社はローカル輸送なんて無いし、バス会社はローカルバスには運営補助が自治体や国から出ているのとは訳が違う。

うちの会社もそうだけど、そこそこの規模の会社は、「出張での自家用車利用は許可していない」ので、在来線特急を含む公共交通を使わなきゃならんし(反対に下請けの中小企業の人にそういう縛りはないので、結構車で来ます)、東京近郊の大都市圏は渋滞によるロスが大きいので、常磐線、中央東線等の大都市圏発着のビジネス需要が大きい特急は壊滅まではいかないだろうけど。


ゆとりサービスがどうたらとかという人も多いけれど、まずは「所要時間と料金」が交通機関選択に占める影響が大きいわけで。こんど出てくる「はやぶさ」のグランクラスだって、「速度で飛行機と真っ向から対抗しうるから」意味があるのであって、これが速度で飛行機と対抗できないような列車だったら、JR東日本だってそんなものは作らないでしょう。


かといって、JRが在来線を放置していたというのも当たらない。
2002年に今は止めたとある掲示板向けに、JR転換後15年での在来線特急の所要時間短縮をまとめたことがあるけれど、主要区間で20%前後の時間短縮をしている。ローカル線だって、私の身近なところでは境線がJR転換後に5駅増設、列車本数の1.5倍への増発などをやっている。全国でそれなりに需要があるところでは同様です。(1987年と2000年頃の時刻表を厚さを比べてみると、厚さの違いは顕著です) 2000年頃から多くのローカル輸送で息切れしていますが、これをJRの責に帰するのは妥当とは思わない。



でも、だからと言ってJRの要望には反対ですね。在来線特急程度の速度の列車では、鉄道に誘導されてもいいとは思わない。

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