レースとレールと、車に乗って

アクセスカウンタ

zoom RSS プジョーのル・マン撤退に思う、MS文化って何?

<<   作成日時 : 2012/01/19 18:41   >>

トラックバック 1 / コメント 0

トヨタのLMP1マシンのシェイクダウン写真がリークされたのと時を同じくして、プジョーがルマンプロトタイプから撤退することを発表しました。

数年に渡るアウディvsプジョーのワークス対決を経て、今年からWECとして世界選手権開催というときになっての撤退表明です。

振り返ってみると、2009年のトヨタのF1撤退の際の報道やトヨタ嫌いの面々の言葉を思い出します。曰く「経営が厳しくなるとすぐに日本のメーカー(というかトヨタだな)はすぐにレースをやめる。それに引き換えヨーロッパのメーカーはモータースポーツを文化として捕らえているからうんたらかんたら」と。しかし、今回のプジョーの撤退理由はヨーロッパの経済危機とそれに伴う自動車販売の低迷ですから、ヨーロッパが本当に自社の経営よりモータースポーツ文化を大切にしているのなら、ありえない話になります。

ましてや、フランスに本拠があるFIAがこれから世界選手権を始めようかという時点での話です。文化もへったくれもありゃしない。そもそも、WECや去年までのアジアンル・マンが日本じゃなく中国で行われていたのは、プジョーやアウディのワークスの意向が大きかったはず。理由は言うまでもなく、マーケティング。

そもそも、F1に限らずトップカテゴリーからワークスの撤退なんて珍しくもない話だったわけで、そこに文化云々を持ち出すこと自体がおかしな話。撤退の理由は色々あるけど、多くの場合は費用高騰なわけだし、それがゆえにF1でもプロトでもGTでも、コストダウンを主眼にしたレギュレーション改訂をしょっちゅうやっているわけで。また、WRCが典型例だけど、市販車の売上に結びつかない車(少量生産スポーツカーなど)が淘汰され、市販車に見える車であることが要求されるようになったことなんて、文化より経営が表に出ていることの一例でしょう。

トヨタと同時期にF1を撤退したBMWだって、DTM復帰に際しては、他のカテゴリーにも流用しうること、つまりは低コストで複数カテゴリーに参戦できることを条件にしているのだし。その対象の一つとしてのSuper GTにしても、日本がMシリーズの大きな市場だからであって、間違ってもBMWの考えるモータースポーツ文化を日本や世界に広めるためだなんて言わない。

だから、スポーツカーでもツーリングカーでもフォーミュラでも己の都合で出たり入ったりしているわけで。


F1を開催するサーキットだって、マーケティングの都合の方が表に出ているのは、ヨーロッパの伝統的なレースが減って、新興国のレースが増えていることに象徴されている。


いや、トヨタやホンダはスポーツカーを売ってないしぃ。なんてのも当時あったけど、プジョーを含むフランスの量産メーカーがどれほどスポーツカーを作っているのかと。いわゆるホットハッチ系統を除けば、プジョーもルノーもシトロエンも自社のスポーツカーなんてろくにない。元は別会社のアルピーヌがアルピーヌ・ルノーを作っていたくらい。プジョーは現行のRCZの前のクーペのスポーツカーって何があったっけ?という会社だし。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
公道もOK、F1みたいな市販車の正体 ほか
公道もOK、F1みたいな市販車の正体イギリスのアリエル・モーター・カンパニーが公道用に開発した「アリエル・アトム」の映像。まるでF1マシンのような見た目ですが、れっきとした市販車なんです。最高時速は32... ...続きを見る
Yahoo!映像トピックス【バックナンバ...
2012/05/01 18:11

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
プジョーのル・マン撤退に思う、MS文化って何? レースとレールと、車に乗って/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる