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zoom RSS 大阪モノレールの営業成績

<<   作成日時 : 2012/06/22 20:37   >>

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最近Twitterの方でしょっちゅうネタにしている「杉山淳一の時事日想」というコラムですが、大阪モノレールの記事でこれまた面白い記事があったので、ちょっとデータを見てみた。

件の記載はこれ。
「大阪空港駅まで延伸するまでは赤字に苦しんでいた。大阪モノレールは大阪国際空港のおかげで黒字……つまり大阪国際空港なしでは考えられない。」

では当の大阪モノレール(大阪高速鉄道)が公開しているデータではどうなっているか。まずは企業情報から乗客数や収入の推移。

http://www.osaka-monorail.co.jp/jpn/company/co_pop_unyu02.html

平成9年度、10年度と激増しているけど、4/1に大阪空港−柴原、8/22に南茨木−門真市間が開通して、これをもって本線が全通しているから当たり前ですね。では4月の大阪空港開通で黒字になったかというとさにあらず。

http://www.osaka-monorail.co.jp/jpn/company/press/log/p_log049.html

のリリースを見れば書いてありますが、平成13年度に初めて黒字になったとあります。大阪空港駅まで延伸するまでは赤字に苦しんでいたのは事実だけど、延伸した後も4年間は赤字だったわけです。いやいや、大阪空港駅の利用者数が極めて高い比率を占めているんじゃないのか?とも言えるのですが、この辺は大阪府庁の統計データを見てみれば。

http://www.pref.osaka.jp/attach/3355/00093723/n2011-09-04.xls

というエクセルのファイルの「その他」を見れば、平成22年度データでは、
全線の乗降客数は、200,062人/日
本線だけの乗降客数は、186,461人/日
大阪空港駅の乗降客数は、12,913人/日
です。全線の7%未満の寄与しかありません。確かに定期客の割合が小さいという特徴はありますが、「大阪国際空港なしでは考えられない」というほどの寄与がある数値にはとても見えません。

もちろん、駅別利用者数では上位に位置するのは事実ですが。


でもって、何故か最後には伊丹廃止主張とからめて、堺延伸を関空アクセスに絡めているわけだけど、大阪都心とは明後日の方向に向かい、途中主要都市の多くには、阪和線+関西線とか、南海+近鉄奈良線とかで行けるわけで。関空アクセスを表に出せるような路線とは思えないわけだが。

それに、大阪空港−門真市間の表定速度は35km/hほど。門真市−堺間が極端に速くなるわけでもなかろうし、関空アクセスには遅くて使い物にならんだろう。新設区間には優等列車待避線を持つ駅をたくさん作るのならまだ見込みはあるかもしれないけど、そんな計画は聞いたことがないし。


まあ、この記事で豪語しているように、元IT記者がBusinessという名前が付く媒体で書いていることを誇るのなら、インターネットで10分もありゃ調べられることくらい調べてから書きゃいいのにね。

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