DMV見てきた印象のまとめ

さて、富士市で見てきたDMVですが、やはりしょせんはマイクロバスです。地元の人と少し話をしたのですが、「何人乗れるの?」というのは気になるようです。実際、通路にまで詰め込んで30人がいいところでしょうか。1億円で100人以上乗れる電車とどっちがいいのでしょうか。

ラッシュ時に必要な輸送力が同じならば、下手をしたら普通の電車と値段が変わらないかもしれませんし、動力費はむしろ高くなる可能性があります。また、20年ほどたった軽快型気動車が全国の地方私鉄や3セクで置換えが進んでいますが、30年ものの国鉄キハ40系気動車は今なお現役です。マイクロバス構造のDMVでは寿命は20年も無いかもしれず、むしろ高くつくかもしれません。

では、DMVで輸送力が適切だとした場合、マイクロバスが専用に用意しなければならない線路の上を走る必要性はあるのでしょうか。富士市の計画では、新富士駅との連絡で、混雑する道路である田子浦伝法線を避けられるというメリットと、貨物線として存在意義のある岳南鉄道の線路を流用出来るということがメリットになるでしょうけれど。

また、道路上から乗る構造になっているマイクロバスですから、今の鉄道駅ではプラットホームの改造も必要になってくるかもしれません。

やはり、まっとうな公共交通機関とするには、それなりのコストを吸収できるだけの需要が必要で、そうなるとマイクロバスでは力不足でしょう。大型バスを改造すればいいでしょうけれど、今のDMVの構造では車輪間の距離が長すぎるような気がします。

また、鉄道線路上を走る意味があって、なおかつ中型以下のバスでなんとかなるような需要の路線というあたりが適切な導入場所になるかと思いますが、さて、どういったところがあるんでしょうか。線路の上を60km/h以上で安定して走れるのなら、一般道の制限速度に縛られるバスよりは速くなり得ますが、今のローカル線でバスより速いと胸を張って言える所がどれだけあるのか。

この記事へのコメント

774
2006年11月28日 00:59
ま~コメントする気はナインだがちょっときになったので
言っておくが、ラッシュ時にはとかもっとでかいほうがいいってのがありますが
そんだけ人が乗るだけの需要があればわざわざこんなのを開発する必要は無いわけで
なぜこういう小さいのが脚光を浴びてるのかよく考えてほしいですな。
ま~どうでもいいけどな。
***
2007年03月13日 18:42
>なぜこういう小さいのが脚光を浴びてるのか

そりゃあ赤い砂兎さんが疑問をもったことに対する考えがすっぽり抜け落ちているからでしょう。
みんないい所ばっかり見て、すばらしいもののように思い込んでいるんですよ。
あと、開発したJR北海道には「鉄路を維持する」という命題がありますから。
「バス転換した場合」とか「専用道路にして普通のバスを走らせた場合」と比較するというような発想は端からありませんしね。

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