急行「はまなす」苦しい10‰のDD51

道東旅行では「はまなす」のドリームカーで北海道入りしました。2度目になるプッシュホン予約時には指定席は残数△印だったのですが、発券されてみるとなんと窓側。なお当日は指定席もB寝台も満席でした。(ていうか金曜の下りはたいてい満席みたいですが)

よって、元DD51牽引列車(鈍行、だいせん、出雲)ユーザーだった私としては日本に残る唯一のDD51単機牽引列車のログを取らねばなりません。

青森~札幌までの全区間の速度と高度のログです。

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160km付近からがいよいよDD51牽引での北海道内走行です。結構な区間で90km/h以上出ていますが、函館発車後まもなく、すーっと速度が低下していきます。緑の線が高度のGPSログですが、まさしく藤城線の10‰上り勾配にさしかかった所です。

この日の「はまなす」の編成は、座席車5両、寝台車3両の8両編成、電源エンジン搭載の「ス」級車両が3両あるとは言え、「出雲」12両を単機牽引していたDD51にとっては楽な仕事のはず。ですが、8両の自重は約280t、定員347名(B寝台が改造車だと違ってくる)ということは荷重は300t強。

一方で300t牽引時の10‰勾配での均衡速度は60km/hでしかありません。藤城線とその後の駒ヶ岳回りではその通りの10‰勾配での速度は60km/hしか出ていません。その後の20‰下り勾配で遅いのはこの区間の線形が悪いことが原因でしょうね。

長万部-東室欄でも意外と曲線制限があるので、結構速度は低下しています。

千歳線に入って新札幌手前でも速度が落ちている区間がありますが、ここも北広島から5kmくらい続く10‰上り勾配に相当します。

こうしてみるとDD51の性能はやっぱり厳しいんだなぁと思ってしまいます。

この記事へのコメント

むるそー
2017年10月02日 12:51
貴重なデータを有難うございます。
廃止直前に、3度乗りに行きました。
旅情が掻き立てられていい列車でした。

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