ホンダS660の6年間販売台数

軽自動車の統計で3月分がWEBで公開されたので、生産中止が異常に話題になっているホンダS660と他のスポーツカーの販売台数を並べてみる。

ちょうど6か年度にするのに都合がいいので、2015年4月~2021年3月までの合計にする。S660の販売開始はその前月の2015年3月だけど、この月の登録台数は19台しか無いので大勢に影響ないし。この6年間売られていた他の2ドアスポーツカーの販売台数の順位はこうなる。

マツダ・ロードスター  38135台
トヨタ・86  33891台
ホンダ・S660  32964台
ダイハツ/トヨタ・コペン  26146台
レクサス・RC  11087台
スバル・BRZ  9783台  (2020年12月まで)
レクサス・LC  5961台  (2017年2月から)
日産・GT-R  4510台
トヨタ・GRスープラ  約3920台  (2019年6月から)
日産・フェアレディZ  3371台
アバルト・124  2692台  (2016年8月から2021年1月まで)

NSXのデータが不明なのでたった11車種しかないのが悲しいところだが、アバルト124は生産中止で後継が無いので、現時点では10車種しかないことになる。
ロードスターは現行ND型が2015年5月からなので、NC型最後の2015年4月が極端に少ないけれどそれでもこの6年で一番売れている車になる。その反面、ずっと売っていたフェアレディZが2年に満たないGRスープラより少ないのは、元ユーザーとして情けないぞ。

実はスバルBRZよりレクサスRC(RC F含む)の方が多いとか、GT-RよりレクサスLCの方が多いとかいうのも意外だ。

こうしてみるとS660は日本ではスポーツカーとして売れていない車ではないのは明白なのだが、海外でも売っていたり、共同開発したりしている車と比べて採算性が悪いのは理解はできる。しかし、言い方を変えれば、「スポーツカー製造をきちんと商売として考えていない」と言われても仕方ないんじゃないかねぇ。日頃批判するマツダの姿勢ながら、マツダの貴島氏だかは「スポーツカー単体は赤でも、メーカーの全体利益に寄与している。そのスポーツカーがブランドイメージを高めているからこそ他のクルマも売れる」というのはきっぱり否定しているし。当該記事は既にリンク切れしているけど。

アバルト124にしても日本単体だと悲惨な数字だけど、これとてベースをマツダ・ロードスターと共同開発することで開発費を抑えているし、欧米ではフィアット124があってその高性能版としてのアバルト124なので、数はちゃんと出ているんだよな。2016~2020年のフィアット124の欧米での販売台数は38862台になるし、同期間の欧米でのロードスターは108057台もあるから、2015年のロードスターを含めると、2車総計では20万台に迫る規模になる。

トヨタ86とスバルBRZも2015~2020年の6年間の販売台数を日本、US、EUで合計すると11.1万台になる。その前から作っているのでやっぱり数はちゃんと出ている。

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