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zoom RSS 山陰線鳥取−豊岡間の普通列車通過など

<<   作成日時 : 2012/03/09 19:14   >>

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日本海新聞の高速化連載記事の最後の妄想記事につづいて、朝日新聞で普通列車の通過騒ぎが記事になっっていますね。区間は山陰線の鳥取−豊岡間です。

まず何より、完全に都市間輸送から外れたこの区間は単なるローカル線に過ぎないということを認めるのが第一だと思うのだけど、なぜかいまだに動脈であり、観光路線というのが前提になるのがおかしい。沿線の町は香美町、新温泉町、岩美町を全部足しても人口5万に満たないわけで。

日本海新聞の妄想記事に至っては、この区間は海に沿っていない区間が多い上に、海岸はリアス式が多くて、海に近いところは切り通しやトンネルが多いということが分かっているのか?ということ自体が怪しい。時々ちらちらと海は見えるけど、山陰海岸、ましてやリアス式海岸を見ながら食堂車で食事なんていう前提そのものが成立なんてしない。(確か)2008年までキハ58系を利用した「漁り火列車」が走っていたけど、老朽廃車の後、後継車が出ていないわけで、車窓だけを目的にした列車が実は成立しえないことの傍証だろう。山陰線のはるか西の方や呉線では今まさにそういう列車が走っているわけだし。

さて、問題の普通列車の通過問題だけど、各駅周辺ではツアーが盛んなのに一日の乗車人数が10〜35人しかいないという自己矛盾にこれを書いた記者は気がつかないのかなぁ。浜坂−岩美間なんて、東浜居組道路ができて交通量が減ったR179の陸上(けがみ)の旧道とか浦富海岸に沿った県道155(こっちは大型バスはつらいが)をゆっくり走るバスでも走らせたほうがよっぽど山陰海岸を見るにはいいんだよな。

それに、新温泉町町長の言うところの使いたいときに使えるのが地域交通なんて、そんな話は聞いたことがなく、タクシー以外には満たしようがないと思うが。居組駅は通過する方が少なくて13往復は止まる。これで「使いたい時に使えない」のなら、新温泉町の浜坂−居組のバスなんてどうするの。しかも土日運休ときている。久谷や鎧にしても通過するのは2本だけだし。

そもそもJR転換時のこの区間の普通列車は鳥取−香住で11往復くらいしかなく、他に快速4往復があったけど、実質各駅停車の1本を除いて止まらなかったわけで。今までJR西日本は国鉄時代よりも増発していたということになる。最盛期の16往復の後、2002年の全社的な削減でだいぶ減ったけど、沿線人口5万未満の路線としては決して少なくはない。


この区間で一番JRに文句を言える資格があるのは、自県にはほとんど意味のない余部鉄橋掛け替えに4.8億円も出した鳥取県だと思う。まあ、智頭急行開業後で、香住・餘部道路や東浜居組道路が開通済みないし開通が見えている時期になってから、鉄橋の架け替えに着する時点で無駄な公共事業の烙印を押してもいいような話で、同情の余地は無いが。

そう言えば、かつて参加していた掲示板で、余部鉄橋掛け替えに鳥取県が金を出すことを批判することを書いたら、「JRに恩を売る」だの、中国横断道姫鳥線の新直轄方式で兵庫県に金を出してもらうためのバーター」だのという反論がきたのを覚えているけど、その結果がこれだもんな。鳥取県負担分の4.8億って、県内高速化の負担分の未払金より多く、当時存廃に揺れていた若桜鉄道でさしあたり必要な額に匹敵する大金だったのだが。

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